未来はたいていこれから来る

橋下大阪府知事の、当選当時のウェブサイトである。

大阪の未来を考えているらしいことはよくわかる。

しかし「未来」というものは、「未来は今どうなっている」とか「未来はかつてどうだったか」などと問うようなものではなく、もともと「これから」を問うものでしかありえない。

「これから」がすなわち「未来」なのだから、「未来はこれからどうなる」という表現は、「昔々のいにしえに、一人の武士の侍が、馬から落ちて落馬して…」というのと同じ。いわゆる冗語である。

もし橋下氏が大阪市長にでもなったら、これからの大阪の未来は将来どうなるのか、心配が懸念される。

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