手摺りにご注意

別に何の変哲もない注意書きである。

しかし問題が一つ。何に注意すればよいのか分からないということだ。

駅の階段にある手すり。金属製で、触れば壊れるようなやわなものではない。ペンキ塗りたてであるわけでもない。通路に飛び出していて階段の昇り降りに差し支えるのかというとそんなことも全くない。

足元に注意とか、天井の鳩のフンに注意とか、漏水注意ならわかるのだが‥‥。

いくら考えてもわからず、きょう、たまたまこの駅を利用したので駅員に尋ねてみた。

「手すりのつなぎの部分にテープが巻いてあるでしょう。そこがでこぼこしているので注意をしているんです」

よく見ると、確かにビニールテープを巻いたような部分がある。しかし注意書きはその真上にあるのではなく、その個所の左右2メートル以上離れた個所にあるのだ。

なるほど、階段を昇る人のために問題の個所にさしかかる手前右下に注意書き。

階段を降りるひとのためには同じ個所の手前左上に注意書き。

と、2ヶ所に注意書きが貼られていたのだった。

しかし、やはり意味は分からない。手すりにテープが巻いてあって多少でこぼこしているとはいえ、足元のでこぼこではないのだからそこにつっかかって倒れる人があるとも思えない。

そもそも注意をする必要があるのかどうかが疑問。そして注意をするのなら、もっとわかりやすく、「ここに注意 ↓」とでもしておけばよい。

駅員に、そのように提言してみたが、まるで蛙のツラにナントカというような表情でヘラヘラっと笑っていた。

(撮影地:神奈川県相模原市)

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